およそ2年前に頂いたアロマライト。
息子も1歳半になり、母もようやくこういったものを楽しむ余裕がでてきた。送り主はもっと早くに使って欲しかっただろうに…(笑)。けれど私にはそんな余裕がなく、息子が生まれてからはあっという間に月日が過ぎていった。「いつかは、いつかは…。」と思いつつ、部屋の隅に追いやられていたこのアロマライト(ごめんね)、やっとお披露目となったのだ。息子がお昼寝している間、小さい音量でジャズを流し、ほのかな香りとゆるやかな時間を楽しんでいる。暑さも和らぎ、少しひやっとする今の季節にぴったりで、気分もしゃんとする。掃除がはかどるよ。
子どもを見ていて、最近感じることは成長の個人差について。新生児期を経て、首が据わり、寝返りをし、お座り、ハイハイ、たっち、あんよ…。ここまでは多少の差はあれど、だいたいが皆、同じ道のりを歩んでいた。人が自分一人で立ち上がるまでの軌跡に、我々親がお付き合いしている、という感じだろうか。しかし1歳半にもなると、これらの成長は一通り落ち着き、人間の個性は細分化していくように思う。同時に言語や行動、体の特性などといった、新たな課題や不安も人それぞれ生じてくる。しつけやしかり方も家庭によって違うから、全てを一般化して見ることは難しくなってくる。その中で私なりのやり方でもって子育てをしていくことは、正直不安だなあと思ったりする。
それでも、出来ることならば、息子の前では明るく朗らかな母でありたい。けれど、なかなかそうはいかないのが最近の現状。子どもはしてはならないことばかりを楽しんで覚えるし、融通が利かないと、うそ泣きだってすることを覚えた。そのつど普段育児をしている人間(我が家の場合は私)の様子を観察し、あちらもあれやこれやと学んでいる。この日々のやりとりの積み重ねでいろいろなものが形成されると思うと、もう少ししっかりしないとな、と思う。理想は真剣に怒って、その後そのことをころっと忘れてガハハと笑うような母さんなのだが、今の私は結構引きずってイライラ。これじゃ、ダメよねえ…。
最近、息子はお風呂に入る時、自分で浴用のガーゼを持っていきたがる。その時の「ガーゼ」の発音が、「ガ・ジェ~?」と微妙なフランス語風アクセントで苦笑。「ガ・ジェ~、ガ・ジェ~!」と言いながら、おむつ一丁で慌てふためく様は見ていて滑稽すぎる。それからおやすみの授乳の際、私がそ~っといなくなろうとすると、「まーまー、おいでぇ~、ここよぉ~!」。これまた妙なオネエ言葉…。しかしその場で笑うと息子の眠気を覚醒させるので、ここはひたすら我慢…。日々大変なこともあるけれど、こんな不思議な面白さを与えてくれるものはそうそうない。後で後悔しないように、今をもっと楽しまないと!と思う、今日この頃のわたし。